衣ん替え

2004年10月4日
 先週は文化祭に体育祭とハードだった。疲れがまだ取れそうに無い・・・というか背骨がいがんでいるような気分がする。祭り明けの受験生だというのに、だるくて勉強に微妙に身が入らないのは何でだろう。一度整体しておかないとまずい気がする。胡坐をかいてるっていうホームワークスタイルがいかんのかもしれないが。

 休み明けの登校。いつの間にか朝も肌寒くなっていて、道行く学生の服装も、夏の自分から見れば暑そうだ。ふと母校の前を通りがかってみると、「私を宜しく〜」てな感じで叫んでいる小学生が襷にポスターを持っていた。そうか、生徒会選挙の時期か。いや、小学生だから児童会選挙か。そう言えば、自分もやってたなー、小学6年生のときクラス委員と児童会書記を。中学受験するつもりでいるくせに、塾をサボタージュして児童会の仕事をやっていたのは顰蹙を買っていたね。自分自身に。懐かしい。

 自分のカタギはリーダーシップだとあの頃は思っていたが、最近はそれがめんどくさくなってきたキライがある。そろそろ他人に奉公するのはやめて、美味しいチャンスだけは逃すまい、というそういう性格をリアライズしてきたらしい。寝ぼけ眼で幼い小学生を見る自分。懐かしい。あの頃に戻りたいなぁ。(おいおい)

 そういえば、最近は入浴してても冷水を浴びなくなったし、熱いお湯につかるようにもなった。もうすっかり秋か。芸術の秋。読書の秋。食欲の秋。勉学と恋愛の秋には無縁でありたい。(もう少しぐらい)。よく見ると冬服の自分がいることに気付いた。そうか、もうすぐ冬か。夏が懐かしい。

 衣替えの季節である。

20000HIT感謝!(一)

2004年9月29日
 いつの間にか20000アクセス突破してたんね。

 こんな不定期更新の拙い日記を読んで下さってどうもありがとう。本家のクリの部屋が完全にアクセス数置いてけぼりにされてるんで、そちらも遊びにいってやってください。(お願い)

 タイトルが(一)の理由はその為よ(笑)

FinePix F810

2004年9月28日
 FinePixF810を使ってみる。FinePixシリーズは1700Zや6800Zといったポルシェデザインが気に入ってたので、F610を購入しようかなーとも思ってたんだけど、同じスーパーCCDハニカム搭載のF810が余りによさげだったんで、こちらを使ってみる。

 とりあえず、使ってみてよかったところを列挙してみる。備忘録みたいに書いてるんで、文章が理解かもしれないけど、まあとりあえずいいカメラってことで。

●有効画素数630万画素は使える。例えばこの写真。
http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_DSCF0041_.jpg
生垣にオオスカシバが飛んでいたんで、マクロ広角で最大画素でパシャパシャ撮ってみる。小さく撮れてしまうのは確かだけど、そこはデジカメのいいところ。トリミングしてやるとここまで繊細に描写されていた。
ハニカムズームを併用すればそれなりの画質で、構図が決められるんで便利。
http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_DSCF0171.jpg
道端で転がっていた黒猫も12Mピクセルで撮影してみた。リンク先は容量の都合で縮小されているが、体毛の描写がかなり繊細。中型〜大型動物の撮影にも向いてると思う。

○しかし、マクロ設定にすると広角側に固定されてしまうのは辛い。大抵のデジカメはズームしてやっても3倍程度だったらピントが合うので、大きく被写体を撮るためにマクロでもズームできるようにして欲しかった。
加えて、このカメラは広角側が32.5mmという結構広い範囲が撮れることが災いして、更に被写体が小さくなってしまう。
折角高画素を誇っていても、これでは400万画素程度のカメラでも十分撮れるようなマクロ撮影しかできない。

●この広角レンズを利用して、F810は風景や建物専用に利用したい。
http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_DSCF0184.jpg
広角側で夜景と月を撮影してみる。かなり奥行きが広いことがわかる。ちなみに、月の大きさは0.5度。比較してみるとかなりの画角をカバーしている。バルブ撮影はできないので星空を撮るのはむずかしいが・・・。ISO感度を上げたことによるノイズも意外に気にならない。

○でも、ハイビジョン撮影はぶっちゃけ要らない。16:9になって一見広く撮影されているように見えるが、単に上下がカットされただけだし、更に言えば画角も狭くなっている。
構図を決めたい時だけに使いたい。万が一にも、画角が広くなったと勘違いしてはいけないだろう。

●操作性は中々いい。液晶モニターも2.1型と大きいので使いやすいし、背面のグリグリ(笑)も馴れればそんなに苦にならないし、指圧もいらないのでマニュアルフォーカスが使いやすい。しかもA/S/Mモードが親切で、露出などの設定もすばやく操作できる。フォーカスの方法も、色々なバリエーションが選べていい。把握するのには苦労するので、初心者はとりあえずオートにしておけばいいと思うが。

○でも、ズームすると露出が絞られて暗くなってしまうのには閉口した。暗いところでは広角側・最大画素で撮って、広角側にしておいてから後でトリミングするという形にするといいだろう。撮影時のハニカムズームがここまで融通が利けばいいのだが・・・。

●そうそう、特筆すべきはタイムラグの短さ。なんと電源を入れて1秒足らずで起動してしまう。つまり、スイッチをオンにした瞬間に超高速でレンズが出てきて、すぐにシャッターが押せるのである。しかも、オートフォーカスもメチャクチャ早く、シャッターチャンスを逃さないカメラだと思う。これに馴れると、他のカメラに何でこんなに遅いんだ!と憤りさえ覚えてしまう。この速さは使ってみないとわからない。

○反面、撮影した写真をプレビューする際、写真をズームするスピードがとっても遅いのが気になった。こんなに高画素だと、ぶれてないかチェックするためにズームして確認したいのだが、その時間がかなり長くなる。これは中々不便。処理能力の限界ってのもあるんだろうが、もう少し、高画素カメラという点を考慮して欲しかった。

●カメラのホールド具合は中々いい。横長だが結構スリムなので片手に持って自由にパシャパシャ撮れる。しかも、スイッチオンからオートフォーカスのスピードが速いので、スナップ写真も気楽だ。

○でも、前面に付いたコンティニュアスAFボタンには中々馴染めない。これを押そうとすると片手撮影ができなくなる。

 一長一短はあるけど、それはどんなカメラにも言えることだし、日常的に使うにはかなりいいカメラだと思う。★は5つあげときたい。

SCHOOL FESTIVAL

2004年9月26日
 やっと日記が書ける。一週間ほどサボってたのは、文化祭が忙しかったからだと思ってくれ。単にめんどくさかったからだろ、ってな突っ込みは無しね。テンションが下がってみて、やっと筆を取れる。テンションが高いと文章が起こせんのよ(^^;)

 文化祭と言っても、去年頑張りすぎたのと、ちょびっと忙しいのと、もう疲れたのと、自分は受験生だという自覚に目覚めたのとなどなどあって、今年はあまり参戦していない。

 でも準備と運営にはチラホラ関わっているので、当然楽しい噂も耳にするわけで。男子校の文化祭の噂なんて決まってる。女の子を引っ掛けたとかどうとか。そこで驚きの一手があった。

 普段はもてそうに無いさえない坊やのような友人が、あろうことか逆ナンされちゃったのよ。そんなありえない人物だから、クラスが一群となって冷やかす。普段は話もかけないような奴が、積極的にそいつとコミュニケーションを取ろうとする。うーむ、やっぱり羨ましいんやろな。(と、傍観者の視点)。そんな祭り上げは打ち上げにまで引き継いで、一躍英雄。

 何で、そんな奇跡が起こったのかって。そいつが演劇でズッコケまくりの名演(?)をかましたらしく、その微妙なキャラクターに彼女が惚れちゃったらしい。舞台に立てば人が変わるってのは、よくあることだし、自分も経験あるのでよくわかるが、なるほど。そんな実例を見たのは久しぶりだ。(久しぶり?)。めんどくさいとか言わずに、俺も役者やりゃーよかったなー、とクラスの誰もが思ったんだろうな。(自分は別にええです)

 反面、そのキャラクターが素で維持できるかが問題。更に、基本的にナンパとは携帯のAddressを交換する事にあるらしいが、その友人は携帯を持っていないわけで。代わりに別の友人(仲介人兼野次馬)がAddressを教えて貰うという交渉に出たと言うのもなんか恐ろしい。どうなることやら。

 多分一週間ぐらいは、そいつの話で持ちきりだろう。ガッコがまた一つ楽しくなった?

 そんな後遺症を残しつつ、高校2年の文化祭は終わる。てことは、もうそろそろ羽目外してないで受験勉強始めろってことかー。酷い世の中だ。テンションはもうちょっと低めにいきます。

 ぽてぽて。

闇の番犬

2004年9月17日
 塾帰り、暗い夜道にもっさと巨大な黒い物体が身動きをする。ちょうどそこは、小規模なデパートのエントランスに位置する歩道。デパートからこぼれる照明によって、そやつが黒いラブラドールレトリーバーであるということは一目でわかった。

 自分は犬好きなんで、別にでっかい犬だろうがなんだろうが怖かないんですが、やはり日も沈んで夜も深くなって来たときに闇にまぎれて真っ黒な巨大な犬が、デパートだろうがなんだろうが繋がれているのはやっぱりたじろぎますな。実際、道行く人々もギョギョっとした表情で避けていた。

 多分、デパートに来た客が犬の散歩も兼ねて繋いでおいたのだろうが、夜にそういうことをしてはいけないと思う。夜じゃないと犬の散歩ができないっていう飼い主も多いのはわかるが、買い物を兼ねて放っていくのは危険だろう。

 世の中僕みたいな犬好きばっかりじゃないんだから、ラブラドール(しかも黒いタイプ)みたいな大型犬を繋いであるとは言え野放しにしておくと、絶対クレームが来るに違いない。

 ぽてぽて。

広告

2004年9月16日
 昨今は文化祭のシーズン。最近微妙に忙しいらしく、ホームページの更新も滞り気味で、こりゃいかんと二番煎じだけど月の写真でもアップしてみる。

 で、気付いた。toktokサーバーが異常なことになっとる!ポップアップで契約したつもりだったのに、いつの間にか広告が上下右三方向に埋め込まれていて、とっても使いにくい。特に天然写真は閲覧お断りの状況・・・。

 何て非道い。容量無制限だからっていい気になりやがって。もしかして、googleやmsnとかがブラウザにポップアップ広告を強制的に閉じさせるプログラムを実装して、それが一般的になってきたからか?

 まあ、確かに自分もそれを利用してますが・・・こうなっちゃどうにもならない。何とかしないと・・・。

 どなたか容量が一杯使えるサーバー知りませんか?

食欲

2004年9月14日
 ――舌を噛んで死ぬ

 なんて自害があるけど、失敗したら後が大変だろうな。

 数日前、夕食を食べていたら誤って舌の右側を噛んでしまった。痛みは走るが死ぬほどという勢いではない。

 二日前。その傷が急に痛み出してきた。口内炎に似た錯覚を持つ。

 昨日。激痛が走る。話をするだけでも擦れて痛いのに、ものを食べるとなると本当に痛い。口内炎なんて可愛いものだ。酸性のものは更にしみる。痛くないのはお茶を飲むときだけである。

 今日。食欲には勝てない。痛みにも段々慣れてきたが、舌の神経を通じて右耳に痛みを感じるようになってきた。

 唾液などもあるから、咥内の怪我は治りやすいと聞くけど、だんだん悪化してくるのは何でだろう。親不孝の所為か?まさかな・・・。

 何事も慣れである。

地震雷

2004年9月8日
 火事はありませんでしたが。

 この所天災が酷いですね。土曜日の午後と深夜に2回地震があったと思ったら、昨日も今朝に1回あって、更に夜中の3時ぐらいにグラグラっと来て起こされました。震度3ぐらいなんかな?ここ数日で4回(もしかして5回かも?)も地震が起きるとは・・・余震程度に終わってくれればいいけど、東海地震でも誘発されたらいやですね。愛知(というか日本から)脱出したいなぁ。

 地震には敏感(地震あると目覚めるから)な方ですが、こうも頻繁に起こると身体が慣れてしまって本番(本番?)の時危ないかも。

 そういえば、浅間山もついこの前噴火したばっかりだし、続けて富士山も噴火でもされたら最悪だろうな。悪く考えすぎか。

 しかも台風18,19号まで来ていて、もう天災続きの世の中。防災はちゃんとしておいた方がいいかもしれませぬ。

陽光

2004年9月5日
 小さい虫の写真撮影ってのは難しいもので、例えばこのヒメマツバボタンの蜜を吸っているヤマトシジミチョウ。
http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_P1100371_.jpg
 よく見ればわかるように、左下の地面に影が落ちている。これはシジミチョウの影だ、と言い張ることもできるが、実際は違って、撮影者のカメラの影である。この写真はまだ誤魔化しがきけるが、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法で撮っていると、何枚かは駄作ができてしまう。

 カメラの影ができるということは、撮影者の背後に太陽があるということだ。言い換えれば、場所を変えて、太陽を正面にして撮影すれば、影を作らず撮れるということだ。

 しかし、世の中そう簡単には甘くない。自然写真というのには陽光が必要である。ヤマトシジミで言えば真っ白な羽が太陽に照らされてはじめて生き生きとしてくるし、鮮やかな青色の虫なんかを撮るのにも陽光は逃せない。

 もし、影を気にして陽光を正面に置いたらどうなるか。カメラには太陽が当たっていることになるが、虫には太陽が当たっていないことになる。こうなれば影はないものの余計に暗くなるという逆説的な写真になる。判りやすく言えば逆光。

 そのために、ストロボがあるともいえるが、やはり写真は目で実際に見ている自然光で撮るのが一番美しい。何とも理不尽というか。

IQ入試

2004年9月4日
 夏休み。オープンキャンパスをはじめとして受験生に宣戦布告的な広告が国鉄や地下鉄なんかで、始終見られた。オープンキャンパスかー、志望校も決まってない(多分)のにめんどくさいなぁと、アンビバレンスなことを考えながら(志望校が決まってないから行くのである)、やる事もなく地下鉄の中でふらふら立っていたら、広告の一つに面白いものがあった。
IQ入試:○の中に入る数字は何でしょう?
取り敢えず、IQ125、PQ138(所詮はテレビの実験で確かめただけだけど)を誇る私としては、がたごと揺れる地下鉄の中で内心に即答しておく。答えが書いてなかったので、答え合わせはできなかったが・・・。

 ⇒http://www.nucba.ac.jp/001_iq01.html

 何でも、名古屋商科大学で導入される新しいタイプの入試らしい。IQで受験生のレベルを計るらしい。(後英語と面接もある)

 うわっ・・・意味ねぇ、なんて思ったもんだから、IQの解答にも興味がなくなって、7月から地下鉄に張り出されていたのに、答えの載っているホームページを見ていなかった。

 で、ふと思い出したんで見てみる。既に9月の問題も発表されているらしい。ていうか何だ、通学はケッタ(自転車)なんで確認してないんだけど・・・ここで見ちゃ意味ないな。

 IQのテストって、何度も解いているうちに出題者の思惑とか意図とかがわかってしまって、『こんな数字が沢山出ていたら、取り敢えず足したり引いたりすればいいんだな』とか『図形の並び方の規則を見つけるなら、取り敢えず図形をバラバラにして考えればいいんだな』とか、そういうテクニックを知ってしまうから、そろそろ意味がなくなってきてるんじゃないかな、って思えたりもしない。大体にしてゲームみたいなもんなんだから。IQ=計算力になっちゃ意味ないよね。

 受験して受かる自信は無いこともないが、あんまり(というか全然)興味がないや。でも地元だし、ネタ的に受けてもいいかも・・・いや、受験生だしそんな余裕はないか。

 取り敢えず、オンライン体験云々は簡単ですね。問題に数限りがあるから、何度もやれば即答だ(笑)

新学期

2004年9月3日
 始まって早々試験が始まって、眠い思いをしているわけですが(眠い?)、ガッコ始まって早々土日休みです。どうも生活のサイクルが壊れちゃってしょうがない。月曜からも、もうちょっと試験が続くので気を緩めるわけには行かないのですが。

 例によって今朝も微妙に徹夜してたんですが、九月秋晴れの台風一過に相応しく、肌寒さを感じてきた。それなのに何故かガッコは締め切っていて冷房に頼っていたんだけど、逆に暑い。クーラーって不自然な寒さだから逆に火照って嫌だ。

 さっさと秋になって欲しい。

逆転の発想

2004年8月31日
 数学でも何でもいいが、試験勉強か何かのために問題集を解く。

 問題集の量が多いと、絶対に飽きるものだ。飽きるのを通り越してやる気がなくなる。

 そういうとき、気分転換は必要不可欠である。しかし、気晴らしというのは暇つぶしと同義であり、暇つぶしということは無駄に時間を過ごすということである。無駄に時間を過ごすということは、期限(試験日とか)までにその問題集を完遂できなくなるということだ。

 そういうとき、飽きないためにはどうすればいいだろう。やる気を出すにはどうすればいいだろう。

 そこで逆転の発想の登場である。

 そもそも、問題集をやるだけの意欲はあるのである。やる気がなくなるというのは、その意欲がそがれると言う事。何故意欲がそがれるのか。それは問題集の構成にある。

 高木貞二の特殊から一般へよろしく、問題集というのは簡単な問題から序序に難しくしていって、難しい問題になっている構成を普通はとる。

 だから、出だしがたるい。しかも難易度が緩やかに上がっていく程度で、メリハリがなくやはりだるい。こんな状況を遮二無二続けられるだろうか。明らかに持続しないだろう。人には新鮮さが必要である。

 そこで逆転の発想を思いついた。

 問題集を逆走すればいいのだ。加点法より減点法。前からやってたんじゃ後何ぺージも残ってる、と辛い思いを毎回するが、後ろからやれば後これだけ昇華すればいいのだな、とプラス思考ができる。何より問題が難しいので、メリハリもあり、でだしもだるくない。そして、解いていけばどんどん簡単になるので、自分はできる奴だ、と錯覚さえ覚えて、やる気が出せる。

 追い詰められた子羊が、長期休暇を最後として思いついた勉強法である。

 また愚痴が始まった・・・彼は呆れ顔で子羊を見つめるのである。

とある葛藤

2004年8月30日
 目の前を小さな黒い虫がピョンピョン飛び跳ねていた。蚊じゃないのなら、別に害はないので無視することにした。蚊はピョンピョン跳ねない。

 しかしピョンピョン跳ねるばかりで、その場を去ろうとしないものだから、鬱陶しく感じそいつを追い払おうと思った。そしてその虫を見やると・・・そいつは蚊だった。

 何故蚊がピョンピョン跳ねるのか。そもそも目の前に私と言う大きな獲物があるのに何故襲おうとしないのか。よく見るとそのヒトスジシマカの片方の翅は明らかに折れていた。更に蚊の特徴の一つである長い後足も折れていた。これではブーンと忌まわしい羽音を鳴らして飛ぶことはできない。

 その事実にもめげず、ひたすら飛んで、人の血を吸おうとしてもがき、飛び跳ねる一匹の蚊。蚊が血を吸うことの目的はどこぞの水溜りに卵を産むことだが、おそらく傷ついた体ではその超目的も適わず、死んでいくことだろう。そうとわかっても必死に飛び立とうと跳ねる蚊。

 屋内の蚊と見れば、叩き潰してしまうところだが、この哀れな姿に感動してしまうと殺してしまうことはできない。しかし、このまま無意味に生きているというのも哀れだ。それよりも、身動きの取れない蚊をほうっておいたら、知らぬ間に結局潰してしまいそうだ。

 ならばかわいそうだからいっそ殺してしまおうか。しかし、この哀れな生き物を殺してしまってもいいのか。

 一筋の葛藤がふと訪れた。さあどうする・・・?

It’s Greek to me.

2004年8月29日
 ⇒http://www.asahi.com/paper/column20040829.html

 ギリシア神話でも有名なデルフォイの世界のへその話だったのだが、今朝の朝日新聞の天声人語を読んで、こんな記述を見つけた。

 『――意味のわからない言葉や、それを言う人のことを「ちんぷんかんぷん」という。珍紛漢紛などとも書く。英語では「It’s Greek to me」などともいう。デルフォイの巫女たちが媒介した神のお告げも、謎めいていて分かりにくかったのではないか。 』

 先日友人にそんな言葉死語だよ〜と言われたことがあるのだが、取り合えず普段何気なく使う言葉であろう『ちんぷんかんぷん』。天声人語では英訳のIt’s Greek to me.に繋げたかったのだろうが、私はその漢字が目を引いた。

 『珍紛漢紛』

 だいぶ昔、1年以上は前の日記で『お茶を濁す』なんて話を書いた記憶がある。調べてみたら去年の2月19日。

 ⇒http://diarynote.jp/d/19668/20030219.html

 コンピュータを使ってると、掲示板などで『めちゃくちゃ』とか『むちゃくちゃ』とかいった言葉を何気なく副詞的に使うが、IMEは器用なもので『滅茶苦茶』とか『無茶苦茶』とか変換してくれる。何だか見ていて面白い。因みに、不勉強なところもあるらしく、『ぐちゃぐちゃ』とか『ちんぷんかんぷん』は変換してくれない。

 まぁ、そんな感じで、滅茶苦茶のような言葉が他にもあった。今度は粉である。あるいは珍糞漢糞とも書くらしいが、こちらは上品じゃない。どうも、当て字のような印象がありそうだ。

 滅茶苦茶とか珍紛漢紛とか、起承転結で言えば『承』と『結』に同じ音を繰り返す四字熟語には、全くチンプンカンプンな言葉が多い。そんな感じの言葉を考えてみれば、例えば『有耶無耶』とか『しどろもどろ』とか『あやふや』とかだろうか。後者2つは漢字があるのかよくわからない。『四苦八苦』なんてのもあるけど、ちょっと単純すぎるかな。

 日本語ってのは意外なところで面白さを発揮するものだ。

理不尽な話

2004年8月26日
 数学とは例外が多すぎる。例えばルートに関しても。

 √4

 この値は一目で2であると判る。判るが、なまじ知識があると±2でもいいんじゃないかと思ってしまう。4の平方根ということは、プラス2でもいいがマイナス2もまた4の平方根だからと。

 √4=±2?

 いったんそう思い込んでしまうと袋小路にはまってしまう。√の入った計算がまともにできなくなってしまうのだ。

 二次方程式というのを深く学んだために、彼はそんな勘違いをしたんだろうが、参考書なり何なりをちゃんと読めばこう書いてある。

 √x:xの正の平方根

 誰が何と言おうがこれが定義。√4はマイナス2にもなりそうだが、こう定義されているのだから仕方ないのである。

 さて、根号には平方根だけでなく立方根というものもある。この日記では数学記号は書けないので、わかりにくいが立方根を3√と書こう。ルートに3を掛けたわけではないので悪しからず。

 3√(-8)

 さて、今度はマイナス8の立方根である。これも一目でマイナス2であると判るはずだ。

 しかし、なまじ知識を持っている彼はこう考えてしまう。『根号というのは正の値を返すんだから、マイナス2では変だろう』。

 もっともな話である。√の時マイナスは駄目とわざわざ定義したんだから、立方根でも駄目なはずだ。そもそも根号の中に負の数が入っていいのか。色々な問題が発生してくる。しかし、参考書を見るとn乗根はこう定義されている。

 n√x:xの正のn乗根。但しnが奇数なら実数のn乗根。

 わざわざ但し書きをして、立方根や五乗根のときは実数(つまりは負の数)OKだよ、っと例外を持ってきている。

 数学とは何か後から例外を加えて、継ぎ接ぎしたような学問だ。理不尽な話である。

 誰か数学界に革命を起こして、一度集大成を仕上げるべきであろうと、私は彼に一任したい。

 さて、ところで度々出てきたその彼とは誰のことだろう?

アフター0 Neo1

2004年8月25日
 岡崎二郎のSF短編集の新シリーズが出ていた。そういえばビッグコミックで最近また連載し始めていたのを思い出す。岡崎二郎の書く漫画は、藤子・F・不二雄のような少し不思議なSFっぽさがあって面白い。藤子さんのSF(ドラえもんではなく・・・)にはまったことのある人なら絶対楽しめるだろう。ただ、流石にネタで勝負のシリーズだけあって、だんだん小難しくなっていることは否めないが・・・。個人的にはファントムペインの話がホラーチックでもあり面白かった。

 ところでサンショウウオのSUNちゃんがどこかに隠れているらしいのだけど・・・見つからないよ(T_T)

ISBN:4091873510 コミック 岡崎 二郎 小学館 2004/07/30 ¥530

生物

2004年8月24日
 ○ペットショップの前を通りかかると、『値下げしました』のシールが貼ってある。老いることで商品価値が低下した生き物を対象としている。

 ○手塩にかけて育てれば育てるほど、血統という付加価値を持った商品の値段は下がっていくという逆説的な様相を見せる。生ものの存在価値は時間と共に失われていく。

 ○『値下げしました』のシールを他所に、その意味を知らず目の前にいる第三者に媚びる姿は哀れさを通り越して惨めである。しかし誰の目にとっても可愛い。

 ○生物を怖いと感じる心はあっても、嫌うという心はない。あればそれは前者の錯覚である。人の心とは概してそういうものだ。生理的嫌悪と言うのは一体何のことを指すのであろう。

切腹

2004年8月23日
 大河もとうとう試衛館メンバーが死んでまう話に突入してしまった。山南さんは従来の新撰組の位置づけでは、あんなに魅力的な人ではなかったと思うが・・・三谷脚本恐るべし。

 芹沢鴨が暗殺されたときは、大河の魅力は佐藤浩一の演技にかかっていると信じきっていたから、鴨さんが出なくなったら詰まんなくなるだろうな、と思ってたら案の定。池田屋事件とかはさして面白くなかった。役者のね、殺陣がまだまだいまいちなのよ。

 でも、山南さんの見事な切腹が来て、再び面白みを感じた。大河の新撰組は人物描写が果てしなく良い。特に死んでしまうキャラの描写がね(笑)史実上の関係で無駄死にしたのは新見錦ぐらいじゃなかったんか。新見や殿内は呆気なかったなぁ。

 鴨さん同様、山南さんのいない大河が面白いかどうか心配するところ。雰囲気ぶち壊しキャラに成り下がっている伊藤甲子太郎は別にいなくなってもいいなぁーなんて思ってるけど、三谷さんは何するかわかんないからまだまだ侮れない。次に切腹する藤堂平助もどうなることやら。今は江戸に行っている設定らしくて、山南の死に居合わせてないのが残念だ。御陵衛士の話が楽しみ。

 勇と龍馬が仲いいけど、どうせなら寺田屋事件は新撰組のブーイング覚悟で仕業にしてほしい。三谷脚本ならそうした方が絶対に面白くなる。てか、既に史実捻じ曲げてるしね。

 いやぁ、しかし堺雅人の切腹は本当に見事だった。33回は新撰組の中でも特にベストな話。土方歳三こと山本耕史の男泣きはよくやった、って感じです。ぐっとくるものがあるね〜。

 大河新撰組のホームページを見たら、山南さんの追悼特集みたいなのがめっちゃ力入れて作ってあった。まるで役者の堺さんまで死んじゃったみたいだよ・・・。

 燃えよ剣的な最終回なら、芹沢さんや山南さんが亡霊として出てくるかなぁ。勇が主人公だから無理か。

ウイルスメール

2004年8月21日
 最近怒涛の如く舞い込んで来るのですが・・・英語タイトルのメールは即削除するので、ご容赦ください。

柔道

2004年8月21日
 たまたまオリンピックのライブを見ていたんだけど、柔道の重量級、アベックで勝ちましたね。やっぱり俺が応援していたからだな。(違う)

 さすがに最重量級あって寝技の応酬が激しかった試合を見ていて思ったんだけど、男子柔道の方、何か胴着の着方が反則じゃありません?

 わざとかどうなのか知りませんが、普通に帯から胴着が抜けていて、相手も組みにくいだろうに。折角の黒帯が泣くぞ。しかも審判は滅多に帯を締めなおさせようとしないし・・・。はっきり言ってみっともない。こんなんじゃあレスリングと変わんないじゃん。

 いやぁ、それにしても日本勝ってよかったー。柔道は終わっちゃったけど、他の競技でも金をもぎ取ってほしいものです。

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