陽光
2004年9月5日 小さい虫の写真撮影ってのは難しいもので、例えばこのヒメマツバボタンの蜜を吸っているヤマトシジミチョウ。
⇒http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_P1100371_.jpg
よく見ればわかるように、左下の地面に影が落ちている。これはシジミチョウの影だ、と言い張ることもできるが、実際は違って、撮影者のカメラの影である。この写真はまだ誤魔化しがきけるが、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法で撮っていると、何枚かは駄作ができてしまう。
カメラの影ができるということは、撮影者の背後に太陽があるということだ。言い換えれば、場所を変えて、太陽を正面にして撮影すれば、影を作らず撮れるということだ。
しかし、世の中そう簡単には甘くない。自然写真というのには陽光が必要である。ヤマトシジミで言えば真っ白な羽が太陽に照らされてはじめて生き生きとしてくるし、鮮やかな青色の虫なんかを撮るのにも陽光は逃せない。
もし、影を気にして陽光を正面に置いたらどうなるか。カメラには太陽が当たっていることになるが、虫には太陽が当たっていないことになる。こうなれば影はないものの余計に暗くなるという逆説的な写真になる。判りやすく言えば逆光。
そのために、ストロボがあるともいえるが、やはり写真は目で実際に見ている自然光で撮るのが一番美しい。何とも理不尽というか。
⇒http://homepage3.nifty.com/thawks/img_fickle/thumb_P1100371_.jpg
よく見ればわかるように、左下の地面に影が落ちている。これはシジミチョウの影だ、と言い張ることもできるが、実際は違って、撮影者のカメラの影である。この写真はまだ誤魔化しがきけるが、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法で撮っていると、何枚かは駄作ができてしまう。
カメラの影ができるということは、撮影者の背後に太陽があるということだ。言い換えれば、場所を変えて、太陽を正面にして撮影すれば、影を作らず撮れるということだ。
しかし、世の中そう簡単には甘くない。自然写真というのには陽光が必要である。ヤマトシジミで言えば真っ白な羽が太陽に照らされてはじめて生き生きとしてくるし、鮮やかな青色の虫なんかを撮るのにも陽光は逃せない。
もし、影を気にして陽光を正面に置いたらどうなるか。カメラには太陽が当たっていることになるが、虫には太陽が当たっていないことになる。こうなれば影はないものの余計に暗くなるという逆説的な写真になる。判りやすく言えば逆光。
そのために、ストロボがあるともいえるが、やはり写真は目で実際に見ている自然光で撮るのが一番美しい。何とも理不尽というか。
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