生物

2004年8月24日
 ○ペットショップの前を通りかかると、『値下げしました』のシールが貼ってある。老いることで商品価値が低下した生き物を対象としている。

 ○手塩にかけて育てれば育てるほど、血統という付加価値を持った商品の値段は下がっていくという逆説的な様相を見せる。生ものの存在価値は時間と共に失われていく。

 ○『値下げしました』のシールを他所に、その意味を知らず目の前にいる第三者に媚びる姿は哀れさを通り越して惨めである。しかし誰の目にとっても可愛い。

 ○生物を怖いと感じる心はあっても、嫌うという心はない。あればそれは前者の錯覚である。人の心とは概してそういうものだ。生理的嫌悪と言うのは一体何のことを指すのであろう。

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