T-REX

2005年7月21日
T-REX
 昨日、ささしまに恐竜博へ行ってきました。ささしまとは、いわゆるポケパークのある名古屋駅の裏手のことで、名駅を挟んで名古屋ががらっと田舎になってしまうようなそんな雰囲気を醸し出す場所のことです。

 オークションで10億の値が付いたと言うティラノサウルス、愛称スーの全身骨格標本(復元なのか複製なのかはよくわからん)が、はるばるフィールド博物館からやってきたということで、いざ視察。日本初公開というのが愛知万博さまさまで、名古屋在住の自分にとっては嬉しい。スーって随分可愛い名前でミスマッチだわな。発見者が女性だったかららしい。T-REXが可愛く見えてくるじゃないか(笑)

 撮ってアップロードしてみたけど、いやぁ大迫力ですね。こんなでっかい恐竜の骨なんか初めて見たよ。もう感動ものです。生きていないので大して魅力を感じないものの、浪漫はありますなぁ。写真撮影は映像類を除いてOKということだったので、携帯の壁紙にもしときました。ただ、そのせいで親子の客が、子供を標本の前において一緒に撮りたがるために、解説などが読みづらかったです。純粋に見に来てる人にとっては、写真禁止にしてくれてもよかったんじゃないかと思った。

 他の展示は、『恐竜→鳥』という進化を意識してか、マイナー恐竜(?)の骨が多い。正直見た恐竜の名前覚えてません。すまん。原始恐竜から始まって、一番古いT-REXの仲間のDilongはとても小さく羽毛を持っていた。そこから鳥の道を進むか、巨大化の道を進むか、そういう歴史的展望を見せてくれる展示になっています。

 知っていた恐竜は少なかったですねぇ。イグアナドンぐらいかなぁ。科学的見地から見ると面白いですが、有名な恐竜を見てみたいと言う人には物足りないかも。あ、でもスーだけで十分大迫力なんで満足できますね。

 個人的に可愛い(可愛い!?)と思ったのはMeiですね。何か手のひらに乗ってしまいそうな小さく丸くなった塊が展示されていて、これはなんだろうと思ったら小さな羽毛を生やした恐竜が眠りながら化石化したものだったんですよ。それが何とも、鳥が眠っている感じを彷彿させて可愛い。おいおい、化石に愛らしさを求めてどうする?と、考古学者の気持ちがわかったような気がしました(笑)正式には“Mei Long”という名で、静かに眠るという意味の名前。トロオドンの仲間。恐竜が鳥に進化したというのが納得できました。鳥好きにはたまらない。

 後凄かったのはHarpymimusでしょうか。名前は怪物のハーピーに由来しているらしいですが、そんなことはどうでもよくて、標本の首が異常に曲がっていてホラーです。

 鳥類の恐竜紀元説への反論とその解消として「時代のパラドクス」「3本指のパラドクス」などが挙げられていて、科学的にも迫力的にも十分楽しめました。

 愛知万博と並列開催なので、名古屋に来た方は是非行ってみてはどうでしょう。場所も名古屋駅から歩いて十分ほどなのですぐに行けますよ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

最新のコメント

日記内を検索