生存

2005年4月12日
 衝撃の事実発覚から既に十日余り。地獄の新学期も早一週間が過ぎようとしています。いやいや、地獄というのはわかる人は知っています。知らない人は放って慰めてやってください(何だそりゃ)。でも、未だに我が家のウズラは生きている・・・しかも元気。何で?

 数日前に、獣医様に電話したところ、「まだ生きていたの?」というレスポンス。そうなんですよ、生きているんですよ。腫瘍はレントゲンに写らないので、触診による末期宣告でしたが・・・誤診じゃないですよね、先生?それとも腫瘍は心配の甲斐あって溶けたんだろうか。

 何にしろ、餌も流動食を嫌がって穀を食べるほどだから、飼い主としては逆の意味で心配。いや、峠は越えたということでホッと胸を撫で下ろしてはいるのですけれどね。目の前にいる小さな小鳥が危ういものに思えるので、近いうちまた病院に連れて行ったほうがいいでしょうか。

 さて、先週の土曜日、博覧会へ行ってまいりました。博覧会といっても愛・地球の何某ではなく、こっちの方です。
 ⇒http://www16.ocn.ne.jp/~meijohak/

 名古屋城は地元も地元、歩いて30分、ケッタで15分とかからない場所にあるので行くのは気楽。お花見ついでに何人かと連れ立って行ってきました。快晴につき丁度桜も満開。

 名城博の目玉は、なんと行っても名古屋名物、金のシャチ公が天守閣から下ろされて、目の前に見据えることができるだけでなく、タッチングさえも許可されたという始末。何のご利益があるかは知らんけど、とにかく20分ほどの長蛇に並んで、触ってきました。

 大抵のシャチ公がそうであるように、金鯱というのは天守閣の両側に乗っているので、当然ながらオスとメスの両方があります。10円玉の平等院鳳凰堂みたいに。だもんで、触れるのもオスとメスのどちらかになるんだけど、どうせ触るならメスの方がいいということでメスを触ってきました。単にメスの方がドーム内で歩く距離が短かったから、というのは内緒(笑)オスとメスの見た目の違いは殆どなくて、牙が鋭いだの、顎の形が曲がっているだの、目がうつろだの、その程度です。

 間近で見ると中々の巨体でして、気持ち的には5メートルぐらいあるのではないか。実際には3メートルも無さそうですが、とりあえず18金が眩しかった。・・・って、24金じゃないのかよ?

 金鯱ドームは加えて、金鯱の波瀾万丈な歴史を紹介するパビリオンになっていて、何回か小判に鋳直されただの、燃えた(金鯱の骨格は実は木材であるからして、それに鉛板、銅板を貼って、最後に金の鱗をコーティングしているのだそう)のだの、船で運んだら沈みそうになったのだの、盗まれたのだの、色んなギャグ(違う?)があって面白い。

 金鯱の鱗を3枚も(しか?)盗んだ柿木金助は、宝暦の時代、凧に乗って天守閣に飛び乗ったのだそうだ。というのを、人形を使って本気でブース化していたのには笑い。金助は再び明治や昭和にも現れて、相変わらず鱗を盗んだのだそうです。金助がアンチヒーローみたいて格好いいのですが、実際のところ、初代市中引き回しの上磔にされているそう。二代目も銃殺刑、三代目以降は懲役にされているらしい。

 明らかに、平成の柿木金助の登場を誘惑するようなブースだったんだけど、どうよ?今なら凧を使わんでも鱗が盗めるで。

 ・・・テロと間違われそうだけど。

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