インドア

2004年7月12日
 やっとのこさ期末試験も終わった。晴れて夏休みは、時を待つだけ。想像以上に物理の試験ができなかったので、少々焦っている。物理はあれだね、化学や生物と違って数学的センスが必要だ。つまり、どんなに理解していても解き方を身につけていないと解くことができない。況してや数十分足らずで終わっている時間内に考えろとなると尚更だ。高2の夏は大学受験の成功の分かれ道と誰もが言う(実際は受験生を不安にさせるためのメディアの策略であると思うのだが)が、本当に何らかの対策を採らねばいけないのかもしれない。まぁ、センターは生物を選択するつもりであるから余り気にしてないけれど(汗)

 さて、試験勉強をしていてふと気付いたことがある。徹夜すると何故かはかどるのだ。いや、徹夜というのは語弊がある。正しくは昼に昼寝して夜に更かして勉強するのだ。

 昼だと何だかだらけてしまう。勉強しようと机に向かってもやる気が出てこない。さにあらず布団にもぐって昼寝までしてしまうほどだ。(これは単に夜更かしして寝たり無いだけだが・・・)

 しかし、お天道様が沈んで、外が真っ暗になると俄然やる気が出てくる。どうしてか知らぬが筆が進む。何故だろう。世間的には日の明るいうちに勉強しろ、というのがセオリーなのに。

 思うにこれは自分がアウトドア派だからに違いない。お天道様が燦燦と輝いているのに、何が悲しうて密室の中机に向かわなくてはいけないのだ。電気代の無駄だ。内向的だ。外は明るいのに勉強するなんてアホだ。

 そんな刷り込み的インスピレーションが勉強を阻むのだ。かといって、勉強を中断するわけにも行かない。そこでだらけて、結局昼寝してしまう悪循環。全然アウトドアじゃないじゃないかという突っ込みはよしておけ。

 そして夜になる。文明開化の賜物で、外は暗くとも電気をつければ昼間同然。加えて外には出られないので、部屋に閉じ込められることになる。するとどうか。何らかの誘惑でもない限り、勉強するしか他無いのである。

 というわけで、不健康ながら夜は勉強がはかどるのだ。そうだと思う。誰が文句を言おうが間違いない。

 ところで、学校や塾(自分は通っていないのだが)には自習室とやらがある。この空間でも勉強ははかどるそうだ。何故かといえばつまり、お天道様が僅かにしか当たらない中で、不健康な密室に半強制収容されたも同然な空間に存在するからだ。だから、勉強せざるを得ない。

 勉強するなら健康的であってはいけない。

 そして、人間は馬鹿になる。

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