押しボタン式

2004年1月19日
 とある横断歩道にて。

 その横断歩道は二車線しかない狭い道路で、信号が押しボタン式になっている。ある時、渡ろうと思って差し掛かったら、向かいにケッタ(自転車)に乗ったおばさんがいた。

 じゃぁ既にボタンは、あのおばさんに押されているだろうから、自分は押さなくてもいいな・・・なんて思ってボタンの液晶を見ると、あれ?

 ボタンが押されていない。

 あのおばさんは、押しボタン式の横断歩道の道理を知らないのか?押さないと赤信号は青信号に変わらないんだぞ?

 いや、まさか。あのおばさんは単に押すことを度忘れしているだけで、今文字通り無駄足を踏んでいるわけだ。アホだなー。

 なんて思って、ボタンを押そうと思った刹那、おばさんはいきなり自転車をこいで赤信号を渡ったのだ!

 何てこった。決して度忘れしていたわけではなく、元より信号無視するつもりで、車の往来が絶えるのを待っていたのだ。

 閑話休題。押しボタン式ってのは、歩行者にとっては結構便利なものだが、ドライバー側にとってはどうなんだろう。歩行者の勝手で赤になったり青になったりして、結構邪魔くさいものなのではないだろうか。しかも、押しボタン式は些細な横断歩道に付けられることが多いから、普通になら渡れそうな道を遮断されるのだから、苛立ちそうなものである。

 そう考えると、このおばさんの行動は、ドライバーにとってはいいことだったのかもしれない。交通の波を途絶えさせることがなかったのだから、本来ドライバーにとって迷惑な信号無視が逆に有益なものとなった。

 しかし、こうして信号無視を肯定するわけにもいかない。何事にもケジメが必要で、仮令車が走っていなかろうとも赤信号は待つ、それがマナーというものである。赤信号 みんなでわたれば こわくない なんて論外だ。

 あなたはどちらが正しいと思いますか?(なんて波及を煽ってみたり^^;)

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