交差点の数理(三)

2003年10月11日
 続編じゃありません(爆)

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 世の中には普通があれば必ずどこかに異常がある。交差点をとってみてもそうだ。

 一般的な交差点は『十字路』というもので、縦方向と横方向の道路が直行、合流している。しかし、世の中そう簡単に区画整理はできない。「≠」のような感じに変な方向に交わっていたり、5つ以上の道路が複雑に交わっているものもある。

 ある交差点は一本の道が3本に分岐している、つまり「―∈」のような感じになっていた。三叉路が更にもう1つ分かれているわけである。あまりに角度が傾いているので、十字路とはいえない。

 ある時のこと、私は何気なくその横断歩道を歩いていた。分岐の一本目の方向からこちらに車が走ってくる。車はウィンカー(左右でチカチカしているやつね)を出しておらず、「ああ、そうか曲がらないのか。てことはこっちに向かっては来やしないな」と私は判断した。

 そうして悠々と歩いていたのだが・・・なんとその車。こちらへ向かってくるのである。おいこら、曲がるんならちゃんとウィンカーをつけやがれ、と走って横断歩道を抜けた。全く、交通ルールも知らんのか、と憤っていた。

 しかし、渡り終えてふと見返してみると、その車がウィンカーを点けなかった理由がわかった。こちらにとっては、その車は左折なんだけど、あちらにとっては直進だっとのだ。

 どういうことか。「―∈」←で、私は―の部分に直行して歩いていた。一方車は∈の一番下の部分からこっちに向かって走ってくる。歩行者にとっては、∈の下の部分から―に入るには30度ほどの角度があり、これは左折の範疇だ、と認識してしまう。しかし一方、車にとっては30度などハンドルをちょいっと傾けるだけで、直進しただけにすぎない。ウィンカーを出すのは∈の上の方向に曲がるでもしない限り有り得ない。

 そういえば、この交差点はよく深夜なんかに交通事故が起きる。このカーブのようでカーブでないカーブが問題なのではないか。歩行者と乗用車では捉え方が全く違う。この点も、交通法規によって正すべきではないだろうかと、ふと思った。

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 さて、交差点の「数理」と題したからには、理論的な部分に結び付けなければ。ここで問題なのは歩行者の認識と乗用車の認識。一体どのような角度具合を持つカーブで、乗用車はウィンカーを出すのだろうか。1時間ほど交差点に棒立ちになって統計をとってみると面白いかもしれないなぁ。

 ・・・・・・てなわけで、気が向いたらやるかもしれません(^^;)

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