ピノッキオの視野

2003年5月22日
 コンタクトレンズ。そんなものを目に入れるなんて、考えるだけで慄いてしまう。しかし、コンタクトを付けて、ドンブリを食すとどうなるのか、興味がないわけでもない(笑)

 眼に異物を入れるなんて、生理的に嫌だから、視力がこれ以上悪くならないようにと肝に命じている。

 とはいえ、日頃の生活が所以に、日常的に眼鏡を付けざるを得ない毎日を送っている。

 眼鏡。得てして鬱陶しい異物。眼鏡は普通遠近両用であるとはいえ、とてつもなく近いものには焦点が合わない。いや、この言い方には御幣がある。正確には、眼鏡と眼球との間の、補正を受けられない空白には焦点を合わすことが出来ない。つまり、その対象となるのは・・・眼鏡自身である。

 眼鏡を付けている方はわかると思うが、ものを見るとき眼鏡のフレームが視野に混ざるのである。慣れれば然程気にならないが、しかし気にすれば気にするほど邪魔に思われる代物だ。この空白が無いコンタクトレンズは羨ましい。

 ところで、眼鏡を付けていようがいなかろうが、必ずぼやける邪魔者がある。それは髪の毛と鼻だ。前髪は切れば何とかなるのだが、鼻は削ぎ落とす訳にはいかない。

 黒目を上方にでもやらない限り、必ずとして鼻は視界を妨げる。しかも、顔は均整のとれた左右対称の造詣であるから、鼻は目と目の間にあり、右目、あるいは左目のどちらかに傾いてぼやけてしまう。遠近感を出すが故に設けられた両目の存在が、仇となったのだ。

 さぞかし、鼻の高いと言われている外国人は大変だろうな、と考えてしまった。・・・・・・いや、それ以上に鼻の高く成り得る繰り人形のピノッキオなんか、視界が酷くなっているに違いない。

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