演技

2003年5月9日
 今日は学校が芸術鑑賞として、狂言を見に行ってきました。個人的には能が見たかったんですが、それはともかく、市役所近くのとある能楽堂へ向かう。

 狂言とは?私は“猿芝居”をイメージしていました。即ち、表面的な人間の卑俗さを見せる、滑稽な演劇。つまり、日本的なお馬鹿を演じさせる。

 そして観てみると、イメージとは相変わらずそんな演劇でした。劇は“萩大名”と“附子”。至って有名な話なんで内容は既に知っていました(^^;)

 狂言を始めて見た感想としては、読んで字のごとく“芸能”という名が相応しい劇でした。

 “笑い”“泣き”などの表現がとても演劇的。人の感情を真似しつつ、しかし独自の形(見ればわかります)に持っていく、近代の演劇に見習わせたい様子がありました。最近の演劇は“真似”というよりは“写実的”な感じがあって、見ている方が馬鹿にされているような気分にされませんか?

 演劇だからこその演技、ってやつが、最近は失われているような気がしてしょうがない。

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