リンカーネーション

2003年3月21日
 魂の存在と、同時に輪廻転生を認めるものとする。

 即ち、全ての魂には前世があり、必ず生まれ変わるものがある。

 自分の前世は何だったのか考えてみよう。歴史上の超有名なあの人でもいいし、野山を駆け巡るあの動物でもいいし、細胞やその構成部分、そして素粒子までも生き物と見るのならばミトコンドリアでもいい。

 兎に角この世の始まり、負の時間の果てまでに遡るまで、我々には前世があるのだ。様々な宗教が前世を扱っているが、前世の必然性を物語ってはいないが、しかし自分に前世があることを是としているのが普通で、前世が無いのは不合理である。

 つまり、この世界における魂のプールは不変なのだ。

 では、この“魂”とは何なのだろう。“自分”という人間を見てみても、その“人間”という一生物の中には、寄生虫や中枢神経系を借りて生きるモノたちがある。所謂共生というやつで、ミクロ単位で見たら細胞さえも生物に思えてくる。

 生物というものをしっかり定義する必要がありそうだ。“脳”を持っているもの?脳は脊椎動物しか持っていない。無脊椎動物も一部は脳を持っているが、他には神経系という形でしか脳を持っていない。海綿や原生動物のような下等生物はそれさえも持っていない。アメーバーがいい例だろう。このような原虫は単細胞である。つまり、細胞も生物として認め得るのだ。

 我々の体は、どうやら幾つもの“魂”が蠢いているようで、来世には様々な生き物になる資格があるらしい。

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