選り好み

2003年3月20日
 ああ、終に今日を以て中学生を名乗れなく(正確には来月からだが)なってしまった!別に中学生であることに何の愛着も持ってないけど、しかし何だか勿体無い。この勿体無さはどこからくるのだろう。

 小学校時代の旧友の1人が、高校受験がしんどかったと愚痴を漏らしていた。自堕落で素行不良の私でも、勉強せずとも小学生のとき取った杵柄によってエスカレーター式に高校へ昇れるが、受験で頑張っていた彼らを見ていると何だか歯痒くなってしょうがない(わけでもない)。

 まぁ、自分も小学校の頃頑張っていた(気がする)わけだし、他人事とするのが最良として傍観していた。

 毎年のことだが、進学あるいは進級するということは肩書きを捨てるということである。この社会にいる時点で、否応なく課せられるもので、肩書きは云わば何よりも勝る絶対の義務だ。それを捨てるということは義務の束縛から解放され、新しい束縛に身を投じることである。

 新しいの束縛は、選り好みできない。ある程度の意思で変えることは出来るが、時間は常に流れてしまう。一方、“今の束縛”は時間とともに心身に馴染んでいき、新しい束縛よりも苦痛はもたらさないはずだ。

 愛着はなくとも勿体無く感じることは当然なんだろう。

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