隠匿
2003年2月28日 秘密の文書を作成した。その文書は門外不出のもので、公に出すことを自ら禁じた。その文書をあなたは破棄したい。鉛筆で書かれたものなら、消しゴムで消せるだろう。ペンで書かれたものでも、鑢のような消しゴムを使えば消せる。しかし、筆圧による筆跡の窪みまでは消すことができない。ならば、文書の器そもそもを消去するしかない。シュレッダーにかけて、刻んでしまうか。いや、いくら微塵に刻んでも復元は可能だ。それでは、物質そのものを変化させるか。それが紙なら、炎にくべれば墨と化す。しかし、鉄のような器であったらどうだろう。我々普通の人は、鉄を溶かすような高温を作り出すことができない。それに、鉄ではなくどんな化学変化にも耐えうる、現代科学では太刀打ちできない物質に書かれた文章だったらどうだろう。となると、残された手段は、“隠匿”である。この世に曝さなければ、隠匿も破棄同然となる。
―――地球外生命体は脅威に満ちている。星を護る者として、我が星の民を危険に導くわけには行かない。だから我々は封印することにしたのだよ。この地球のメモリーを。
↑が何を意味するかは、わかる人にはわかります。(マテ)
―――地球外生命体は脅威に満ちている。星を護る者として、我が星の民を危険に導くわけには行かない。だから我々は封印することにしたのだよ。この地球のメモリーを。
↑が何を意味するかは、わかる人にはわかります。(マテ)
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