擬似的金縛り

2003年2月13日
 夜中、ふと目覚めることがある。朦朧とした意識の中で身体を動かそうとするが、腰が上がらない。それどころか腕、指さえもピクリと動かない―――

 というのが“金縛り”現象らしいが、私は体験したことがない。ところが昨晩、金縛りを擬似的に体験する方法を発見した。

 暗示、をかけるのである。夜、寝付きかけたところで、“自分の身体が動かない”と暗示をかける。別に難しいことじゃない。心の中でそう思うだけでいい。息を少し止めてみるとさらに効果的だ。

 さあ、起き上がってみよう。起き上がろうとするが、心の片隅に“動いてはいけない”という気持ちがあるために、指さえも動かないはずだ。

 起き上がりたいけど、起き上がってはいけない、心の中を逆心理のジレンマに陥らせることで、金縛りに遭(逢)えるのである。尚、金縛りを解くのは簡単。深呼吸をするか、もしくはそのまま寝入ってしまうだけだ。

 もしかして、世の中で金縛りと云われていることは、幽霊の仕業なんかでなく、この程度の暗示に過ぎないんじゃないだろうか。

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