世界観

2003年2月11日
【名和昆虫博物館館長の名和秀雄さん死去】

 名和 秀雄さん(なわ・ひでお=名和昆虫研究所長、名和昆虫博物館長)は9日、うっ血性心不全で死去、78歳。通夜は11日午後7時、葬儀は12日午後1時から岐阜市松山町13の黙山自福寺で。喪主は長女の夫哲夫さん。自宅は同市大宮町2の18。
 ギフチョウの発見で知られる名和靖氏(1857〜1926年)のひ孫の夫。靖氏が岐阜市内に開設した研究所と博物館の4代目所長兼館長。昆虫研究の傍ら、昆虫を通した自然保護教育にも力を注いだ。

 尊敬すべき方の一人、ギフチョウの先生が亡くなられてしまった・・・名和昆虫博物館は行ったことはありませんが、彼については尊敬していました。お悔やみ申し上げます。

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 漫画、アニメ、ゲームなどは、小説と違って視覚、聴覚に訴えるビジュアル面が重要となってくる。読者、視聴者、プレイヤーとしての私は、勿論それらのクオリティが高ければ高いほどいいと思う。しかし、それらの基盤となっているのはシナリオである。この礎としてのシナリオの質が良くなければ、ビジュアルがいくら良質でも意味がない。いくら絵が綺麗な漫画家でも、ストーリーに味がない漫画を描いていないとすぐに自然消滅してしまう様を漫画雑誌を読んでると何度も見かける。

 シナリオにはファンタジーやSFやメルヘンなど色々ジャンルがあるだろうが、それらと密接に相関しているのが世界観である。特にファンタジーやSFなどでは、世界観がはっきり設定されていないと、ハチャメチャなシナリオになってしまう。

 多くのエンターテイメントは、シナリオの質と世界観の質が負の相関関係を持っているように思える。シナリオの質が上がると、世界観の質は下がるし、世界観の質が上がるとシナリオの質が下がる。

 例えば、数年前社会的ブームを巻き起こした新世紀エヴァンゲリオン。あれは、SFアニメの中でも特に滅茶苦茶な、意味不明なほどの世界観を持っていた。しかし、その世界観(SF的背景とか人間関係とか)が先走っていて、シナリオがそれに追いついていないような感があった。(何かガイナックスがエヴァ再起動とかやってるみたいだけど世も末だね^^;)

 もう1つ。こちらも社会的ブームとなっているポケットモンスター。私はゲームボーイを持っていないので、情報としてでしかそれを知らないが、進化過程とか存在理由とかが無視されてるとしか思えないほど理不尽に存在しているポケモン。だが、そのポケモンの豊富さや、バラエティなキャラクターなどが生きている。シナリオが良質で世界観が今一なエンターテイメントだ。(但し、ここで挙げたのは飽くまでポケモン初期バージョンで、金銀とかルビーサファイヤとかは私は全く知らないので悪しからず^^;)

 ビジュアル面だけでなく小説的な部分にもクオリティを持ち、シナリオと世界観の質が正の相関関係を持っているようなエンターテイメントは現れないだろうか・・・。(そんな凄いのは絶対出ないだろうね^^;)

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