山に登る

2003年2月10日
 高く聳え、蜿蜒とする尾根。なだらかな坂、そして畦道。山とは様々な景色を見せてくれ、どんなエンターテイメントよりも興味深く、面白い。

 移ろう景色とともに、困難な場所があちこちにある。一歩誤れば浮石で踏み外してまっさかさまに崖っぷちへ落ちてしまうかもしれない。

 多くの障害を切り抜け、頂上に立つ。気紛れな天候、寒さと空気に耐えしぎながら育まれる動植物、そしてこの世の全てを凌駕したように錯覚される景色、山に登ることとはこの感動を得るためである、と誰もが思う・・・

 ・・・のだそうだ。これが山に登ることであり、目的ははっきり云って“山があるから”といういい加減なものであり、しかしそれで十分だ。私もこれに異論を唱えるつもりはない。

 この登山は屡“挑戦”に喩えられる。複雑な数学の問題、奇怪な物理現象、古代に隠された神秘、これらを発掘することへの好奇心は、“山に登る”ことと同じである。また、幾多の障害が待ち受けており、一歩間違えればその先全てが駄目になるようなルートが待ち受けている。

 大自然は、古来より山と海に二分され、人の生活環境にある側の山。生活とともに心までそれに影響を受けている。何と素晴らしい存在であろうか。

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