願い事の矛盾

2003年2月9日
 古典的小話に、

 『〜つだけ願いを叶えて上げましょう』

 なんてのがある。魔法の精だかなんだかが出てくるんだが、たいていは主人公が欲に釣られて結局いい結果をもたらさない教訓に終始する。

 主人公は何でも願っていいのだが、1つだけタブーとされているものがある。

 『あと〜回願い事をさせて下さい』

 しかし、これには矛盾がある。もともと相手とは『〜回だけ願いを叶えてあげる』という契約が結んであり、それ以上でもそれ以下でも許されない。この願いを認めると、『〜回だけ』でなくなるので契約違反である。つまり、魔法の精はこの願い事を無条件で断ることができる。

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